教員のブラックな日常
「教師はブラックだ!」とさんざんメディアに取り上げられ、「教員=ブラック」という図式が世間様に広く認知された今日この頃…。
「教員ってブラックなんでしょ?」と聞かれることも多くありました。
はい、実際めっちゃブラックです。
会社員で例えるなら毎日新規のプレゼンが5個あって、昼食は5分でかきこみ、定時後は地域のスポーツクラブのボランティア、ボランティア後に日中に終わらなかった書類作成やメール・電話をし、遅くなる前にちょっと気になるクライアントの家へお邪魔しヒアリング、会社に戻って明日のプレゼンの準備を終えて帰宅。
これが日常です。これが、「特に何も問題が起こらない日」の日常です。
何も起こらない日でも残業は3~4時間。もちろん残業代は0。
もう一度言います。これが教員の「日常」です。
忙しいとはいえ、なんだかんだ生徒は可愛いし仕事自体のやりがいもあるのが教員…。
しかも、給料はずっと上がり続けるし、退職金も2000万ぐらいもらえるし、ボーナスもいいし、福利厚生もばっちり。
なんとなく、自分は一生教員を続けるだろうなと思っていました。
別居婚か退職か
そんな私に訪れた転機…それは「婚約者の転勤」。
もともと転勤族だったので片道3時間の遠距離恋愛をしていたのですが、なんと次の移動先は片道6時間。しかも、これから先もまだまだ転勤は続く予定…。
子どもがいる場合、申請をして転勤のないポジションに異動という会社の制度もどうやら最近は本社の許可が下りないことも多いらしく…。
「別居婚」か「退職」か…。
人生の岐路に立たされた24の秋でした。
教員退職を決めたタイミング
結局「退職」「Web制作フリーランス」の道を選んだ私ですが、ぶっちゃけかなり悩みました。
大学4年間がんばって勉強して、教育実習も行って、採用試験に受かって…がんばって叶えた教員という夢をここで手放していいのか?
フリーランスになって稼げるのか?
そもそも自分はコーディングができるのか????
ひたすら人生についてもんもんと考える日々の中で、ふと大学受験の時に「教員になるかエンジニアになるか」で悩んでいたことを思い出しました。
「じゃあ、次はエンジニアになってみればいいっか」
なんかそこで吹っ切れました。
教員免許は永久に有効だし、もしフリーランスでダメだったらパートナーの転勤先で数か月~1年契約で教師をすればいいっか!
人生一度きりだし、いっちょやってみるか!!!
ということで、一旦教師を退職しWeb制作フリーランスになることを決意しました。
フリーランスになった今、失敗した場合のセーフティネットがあるってめっちゃ心強いです。
教員免許の10年更新制度が令和4年7月の法改正で廃止された上に、学校現場はいつも人手不足。
「やっぱりもう一回教師をやろう!」と思えばいつでもなれるわけで…。
正直、教員の転職は心理的ハードルめっちゃ低いです。
管理職面談で退職を伝える
運がいいのか悪いのか、「退職するぜ!」と決意した1週間後に管理職面談がありました。
もちろん校長・教頭は私が退職を考えていることは全く知らないので、人事異動の希望や来年度のポジションの話をガンガンしてきます。
かなーーーーり切り出し辛い状況でしたが、もはやここで切り出さないと一生切り出せないと思い勇気を振り絞って退職の意向を伝えました。
全然コーディングの勉強なんてしていないくせに。
もちろん校長からは引っ越し先での転職先を尋ねられ、「パートナーの異動が頻繁なので落ち着くまでは在宅でエンジニアやります」と宣言してしまいました。
全然コーディングの勉強なんてしていないくせに。
コーディングの勉強開始
校長・教頭に年度末で辞めることを伝えてしまったため、何がなんでも4月からWeb制作で生計をたてていかなければなりません。
2022年11月…学習開始
2023年3月末…退職予定
学習期間約5か月…この期間に学習を終わらせてフリーランスにならなければならないわけです。
やることが決まったらあとは行動するのみ!
ここから長く険しいWeb制作の学習がスタートしました。
コメント